2007年12月4日
◆趣旨説明
本サイトトップページにて紹介されている大日如来坐像に関しまして、この度、1年間を費やした修理が完了しました。
この仏像は、NPO活動として、多くの方の寄付とお手伝い頂いたことで、修理が可能になった仏像です。
そのため、出来る限り、公開をしていきたいと考えていましたが、茨城県のつくばにて展示をすることが出来ることとなりました。
展示に関しては、修理が完了した大日如来坐像の他、壊れた仏像の破片など、数点を一緒に見て頂くつもりです。
また同時に、仏像や修理に関しての疑問や質問などにも答える予定でおります。
実際、例えば、身近に仏像などがあっても、その時代や価値がよく分からないという方々も多いかと思いますが、どこに相談して良いかも分からないのが実情であろうと思います。
期間中に、直接か或いは写真などでも持ってきて頂ければ、可能な限り質問に、答えられるかと考えています。
今回の展示は、NPO活動の、一応の成果でもあり、また、多くの方々に修理というものがどういうものであるのか、或いは、文化財の大切さを知ってもらう上でもよい機会だと考えております。
年末で忙しい季節ではありますが、首都圏からの交通も便利なところに場所ですので、多くのかたに見て頂ければ幸いに存じます。
◆展示に関して
・日程:2007年12月14日(金)〜12月20日(木)
10時〜15時
・場所:
さくら民家園(※水曜日:休館)
・住所:
茨城県つくば市吾妻2丁目7番地5
※つくばTX、つくば駅より徒歩3分(エキスポセンターのそば)
・内容
@仏像の展示。
◇胎蔵界 大日如来坐像。他、仏像の破材、修理過程のパネルなどを展示。
A仏像や修理についての質問や疑問に答える。
◇写真や仏像を直接持ってきて頂ければ、分かる範囲でお答えしたいと思います。
ほか、仏像や修理などについての質問や疑問に答えます。
・入場料:無料
・連絡先:029-858-2798(さくら民家園)
・主催/NPO法人古仏修復工房 п^fax:0296-55-0388
◆展示する仏像に関して
・大日如来坐像(胎蔵界)
南北朝時代。木造、漆箔、寄せ木造り。
この大日如来像は、つくば市の調査資料では、南北朝時代とされている仏像である。
元々は、現在安置してあるお堂とは、別の寺院の本尊であったものが、いつの頃からか、現在のお堂の隅に安置されるようになったらしい。
また、この胎蔵界大日如来の他に、さらにもう一体、一具と思われる智拳印を結ぶ、金剛界 大日如来像も現存している。金剛界と胎蔵界の大日如来が2体ともに現存しているのは珍しい。
構造から、もともと、胎内に何かしらの納入品が入っていた可能性が高いが、現状では、何も残されてはいない。
安置状態が悪いが、非常に、貴重な仏像であるといえる。
・法量
像本体…57.8cm
台座… 63.0cm
総高…120.8cm(光背は無し)
・他、仏像の壊れた破材なども展示予定です。